ゆる妊活と、ゆる就活と

二人目のこどもを待ち望みつつ、就活したい専業主婦

二回目の手術

それでは、今回の妊娠から手術までを振り返っていきます。

初診は6wでした。この時点で5wくらいの大きさと言われ、前回流産したときと同じだな……と嫌な感じがしました。
とはいえ、排卵の遅れなどでこのくらいの誤差は生じるもの。二週間後に心拍確認できるといいね、と言われて予約をとるも、ちょうど連休に当たってしまい少し先になってしまいました。

前回の妊娠と流産については、娘には話していませんでした。まだ二歳で、お腹が大きくなってからでないと理解できないかな?と思っていたら、今回と同じく初期の流産だったので伝える前に終わってしまったという感じです。

ただ、今回は伝えてしまいました。まだ早いかとも思ったのですが、心配なことがあったのです。
……娘が、私の腹を枕にして寝るんですよね……。
全身で乗っかってくることもあれば、頭だけのこともあり、横向きで抱っこを求められることもあるんですが。
とにかく頭が重い!そして寝ぼけていると勢いよく遠慮なく来る!

これ絶対お腹の子に悪いよね、というわけで……ちっちゃい赤ちゃんいるからお腹に乗らないでね、と伝えてしまいました。

結果、娘はものすごく楽しみにしてくれて「赤ちゃんが出てきたら○○するんだ~」とか、お腹を撫でて「こうすると赤ちゃんがでてきやすくなるんだよ~」とか、たくさんお話ししてくれました。
腹枕については、寝惚けてるとそれでも乗ってきましたが、本人なりに気を使ってくれたと思います。

この間、たまにお腹が痛くなることはあったのですが、出血もなかったのでそんなに心配はしていませんでした。

そして9wでの診察で、心拍確認できず、稽瘤流産と診断されました。
前回は一週間くらい様子を見る期間があったのですが、今回は週数からいって間違いないこと、様子をみていると病院がお盆休みに入ってしまうことなどから、数日後に手術が決まりました。なので、その日のうちに採血して心電図取りました。
前の子よりは大きくなってたのになぁ、二回目だから念のため後で検査するって先生言ってたなぁ、なにか原因があるのかなぁ、なんて考えていました。

娘にはその日に伝えました。赤ちゃんはもう大きくならない、お空に帰っちゃった、と。
娘は「えー?じゃあもういないの?」と、残念がってはいましたが、泣くほどではなく。
「一度お空に帰っちゃったけど、また来てくれるかもしれないから、待っていようね」と伝えました。
それ以降「また来る?いつ来る?」と、ずっと赤ちゃんを気にしています。
やっぱり伝えるの早かったかな、とも思いましたが、娘がここまで赤ちゃんを楽しみにしていると知れたのは良かったです。もう妊活やめてもいいと思っていたので……。
それに、赤ちゃんが無事産まれてくるのはすごいことなんだと、なんとなくでも感じてくれたらいいな、とも思っています。

夫は「えーっ!?……そうか、まぁ、仕方ないな……」という反応でした。
まぁ、仕方ないんですが……妊娠したときもたいして喜んでなかったし、ちょっとドライじゃない……?
とかいいつつ、私もなんだかあまり悲しくなくて、二回目で慣れちゃったのかな、自分は冷たい人間だな……とか思ってました。ほんと、一番悲しんでいたのは娘でした。
今思うと、前回も今回も、「そううまくいくはずがない、何が起こるかわからない」みたいな気持ちはずっと持ってた気がします。ちょうどその時期に流産や不妊についての漫画を読んでいたというのもありますが(単純)
娘を産んだときはそういう心配は全然してなかったので、ある種の予感だったのかな~、とも思います。

ともあれそんなわけで、診断から手術までの数日、続く悪阻に苦しんで過ごしました。赤ちゃんがいればこそ頑張れるけど、もうこの体調不良には何の意味もないんだな……と思うとやる気も出ず、家事も最低限でだらだらしてました。

そして当日。
朝七時以降は絶飲食だったので、六時に朝食。もりもり食べておきたいけど悪阻で苦しくなるので控えめに。
娘のお預かりと、私の病院への送迎は母にお願いしました。近くに実家あるとほんと助かる。

娘は実家に泊まるのを楽しみにしていて、ついでに前日ダイソーで買った型を使いたくて、なぜか一緒にクッキーつくって持たせました(笑)
味見ができないお菓子作りってキツイですね!あれが至福なのに!

ちなみに私の行ってる病院では、日帰り、局所麻酔での手術でした。運転も心配なければ自分でしても大丈夫、と言われたのでそのつもりでしたが、母に止められました。
病院によっては全身麻酔だったり、大事をとって一泊したりするようです。

そうそう、前もってお薬を二つ渡されていました。一つは当日朝七時、膣の中に入れる薬。膣を柔らかくするもの。胎盤の剥離を促す作用もあるのかな?出血するかも、と注意書きがありました。もう一つは座薬。局所麻酔のお薬で、こちらは病院に出発する前に入れました。
それと、手術の手順や持ってくるもの、費用などが書かれた説明書と、手術の同意書を渡されました。同意書には保証人欄があったので、旦那に記入してもらいました。こういうの、旦那の単身赴任とかで完全ワンオペママさんはどうするんだろ……実家も遠かったら……

前回は自然流産が近かったのか、前日夜辺りからおりものに血が混じっていたのですが、今回は病院につくまで出血はなし。

病院では一般の受付とは違う入口から入り、受付からまっすぐ処置室へ。
そこで下だけすべて脱いで巻きスカートのような手術着に着替え、点滴を繋がれました。
朝から絶食してたのでお腹が鳴ってちょっと気まずかった。

点滴をしたまま内診室へ。巻きスカートをたくしあげて内診台に乗ります。
内診と違うのは、何度も消毒されること。
最初に消毒して、超音波の器具入れて、消毒して、内診して、消毒して、局所麻酔の注射(これが一番痛い。膣内に何ヵ所も打つ)。
そして吸入の器具を入れて、お腹の上に氷嚢みたいなのを置かれて(痛みを押さえるため?出血を抑えるため?両方かも)胎児と胎盤を吸い出され、ものの数分で手術は終了。
最後にまた消毒して、紙パンツを履かされて、歩いて処置室へ。

処置室で横になって、点滴が終わるまで安静にします。
ここでようやく涙が出ました。お腹の子がいなくなった実感が沸いたのかな。大事にしてあげられなくてごめんね、また来てね、と心の中で呼び掛けました。
数分で点滴も終わり、着替えてお会計。紙パンツ履いていってもいいと言われましたが、もこもこが気になったのでパンツwith生理用ナプキンに着替えました。
術後の経過を見るため翌日診察を受けるように言われたので、予約を入れてもらいお会計へ。
お会計は一万六千円くらい。三日分のお薬が出されました。子宮の戻りをよくする薬と抗菌剤だそうです。
子宮が戻ろうとする痛みが出ますと言われましたが、直後はまだ麻酔が効いていて痛みはあまりなかったです。

帰宅後は念願の昼食。そのあとは前日よく眠れなかったのもあって二時間ほど寝ました。
起きたら麻酔が切れててお腹が痛くなり始めました。
すでに出産時の記憶は曖昧なんですが、後陣痛に似てます。現象は同じですよね。大きくなった子宮がもとに戻ろうとする痛み。出産時の縮小版です。
起きたついでにクッキーかじって昼食分の薬飲みました(忘れてた)

夜は旦那にかつ丼買ってきてもらってドカ食い。これがいけなかった。食べ過ぎて胃腸炎症状出ました(馬鹿)
腹部の激痛、吐き気、嘔吐、下痢までいかないけど頻回の排便。一時間くらいトイレとリビングを行ったりきたり。冷や汗だらだら、顔面蒼白。
子宮収縮の薬の間隔が短くなっちゃったのも原因の一つかも?いやぜったい食べ過ぎだな……出すもの出したら楽になってきたし……
悪阻なくなったし満腹なるまで食っちゃうぜ!とか調子に乗るんじゃなかった。ここ一ヶ月いつもの七割くらいしか食べてないのにいきなりあんな食べちゃだめだよ、胃腸がついていけないし悪阻だってまだ完全に無くなったかわかんないのに……馬鹿な子……
旦那も心配してましたが食べ過ぎとは言えませんでした(汗)
痛み止め(市販薬)飲んで二階でごろごろして、ようやく落ち着きました。

これ、主に食べ過ぎが原因だとは思うのですが、落ち着いた今もお腹は痛いので、子宮収縮の痛みもあると感じてます。
病院で処方された薬には、「痛みが耐えられなかったら子宮収縮薬を中断し、市販の痛み止めを飲んでいい」とありました。「ただし、子宮の戻りは悪くなる」と。

術後、一週間から十日くらいは出血が続き、一ヶ月くらいで生理が再開すると言われました。
お風呂は、当日はシャワーならOKだそうです。
長くなりましたが、手術までの流れはこんな感じでした。
明日は朝イチで診察です。今後の検査予定についても聞いてきます。